Career Interview仲間とともに
KIRINのファンを増やしたい

元々は飲食店のホールスタッフとして働いていましたが、家庭の事情で地元仙台に戻ることになり、IT企業へと転職しました。しかし、仕事を続ける中で、お客様と直接接することの楽しさが忘れられず、再び接客業がしたいという気持ちが高まっていました。そのことを家族に相談すると、キリンビール仙台工場のガイドを紹介してくれたんです。そして、採用試験を経て、2012年にキリンアンドコミュニケーションズ（以下、K&C）仙台事業所にガイドとして入社しました。

仙台事業所には任期5年の契約社員として入社しました。ガイドの仕事はとても楽しくて、また仲間同士のホスピタリティも高く、働きやすい環境で、自然と「この会社で働き続けたい」と思うようになっていました。そんな時に富士御殿場事業所でガイドの募集があったんです。その頃は、新しい経験を積んで成長したい気持ちもあり、富士御殿場事業所への転勤を決めました。その後は、仙台事業所で受付リーダーを務め、中野本社ではお客様相談室も経験。お客様の潜在的ニーズを汲み取りながら求められる情報を提供するとともに、2023年からはスーパーバイザーとしてメンバーの育成に注力しました。そして現在は、再び富士御殿場事業所に戻り、サブマネージャーとして働いています。
私は一つの分野を突き詰めるよりも、いろんなことに挑戦して経験値を増やしたいという性分なんです。K&Cは、そんな私の個性を受け入れ、新しいチャレンジを応援してくれました。こうして今も働き続けられているのは、支えてくれた上司や仲間たちのおかげです。

現場とのコミュニケーションを最も大切にしています。マネジメント業務の中でお客様の反応を知るための手段は現場で働くメンバーの声が主体となります。だからこそ、普段から現場の皆さんの意見に耳を傾けるよう心がけています。現場の状況を正しく把握することで、工場や本社との連携もスムーズになりますし、私自身、7年ほどガイド業務から離れていたこともあり、現場の皆さんから学ぶことも多くあります。一方で、ガイド以外の業務を経験した私だからこそ伝えられることもあるので、お互いに高め合える関係を築いていきたいと思っています。
ガイドの頃と比べてお客様と接する機会は少なくなりましたが、後輩たちが私のアドバイスを参考にしながら、お客様に感動を届けている姿を見ると、とてもうれしくなります。この立場でもお客様のためになっていることが感じられ、やりがいにつながっています。

長年、お客様を第一に考えてきた中で培われた高いホスピタリティは、私たちの強みだと思います。当社には、人と関わることやお客様のために考えることが好きな人たちが集まっているので、仲間と一緒にスキルに磨きをかけて、KIRINのファンをもっと増やしていきたいですね。特に富士御殿場蒸溜所は、キリングループ唯一のウイスキー蒸溜所として、工場の方々は強い熱意をもって日々取り組まれています。商品の味わいだけでなく、背景に込められた思いやこだわりまで届けられることが当社で働く魅力。そうした思いをお客様に届けられるよう、これからも現場の皆さんとしっかりコミュニケーションを取りながら、共に力を合わせてK&Cとしての役割をしっかり果たしていきたいです。